

脳性麻痺の方へのリハビリ トレーニングのご提案
Functional 南青山パーソナルジムでは、脳性麻痺をお持ちの方に対して、安全かつ効果的なリハビリ・トレーニングの提供を行っています。筋緊張の調整、可動域の改善、歩行や動作の安定、日常生活動作(ADL)の向上を目指し、お一人おひとりの身体の状態や目標に合わせたセッションをマンツーマンでご提案します。
■ 脳性麻痺は適切な年齢とともに出来ていたはずの動きが筋力の低下と柔軟性の低下、長年の偏った動きによる悪い癖などは的確なアプローチにより、機能の維持・改善や生活の質(QOL)の向上は十分に可能です。
■ 当ジムで行う主なトレーニング・ストレッチ内容
● 可動域(ROM)改善ストレッチ
固くなった関節周囲や筋肉に対して、パッシブ(他動的)ストレッチや動的ストレッチを行います。股関節、足関節、肩甲帯など、姿勢や歩行に大きく関わる部位を中心に、過緊張や拘縮を防ぎます。
● 筋力強化(特に”使えていない筋肉”に着目)
日常的に優位になっている筋肉ばかりを使ってしまう傾向があるため、逆に「使えていない筋肉」への刺激を意識的に取り入れます。臀部(中殿筋)や体幹(腹横筋・多裂筋)、足の内在筋など、姿勢維持や歩行に重要な筋肉にフォーカスします。
● 姿勢・バランストレーニング
座位・立位姿勢の安定性を高めるために、重心移動や片脚荷重のトレーニングを導入します。バランスディスクやセラバンドを用いた動的バランストレーニングも、安全性を確保しながら実施しています。
● 歩行トレーニング
実際の歩行を想定した練習を行います。足の接地、荷重移動、蹴り出し、腕の振りなどを分解し、それぞれを正しい動きに近づけていきます。歩行補助具の使用や段差昇降の練習なども、現実的な生活動作を想定して取り入れます。
■ 改善例紹介:歩行の安定性が向上したケース
40代男性/軽度の脳性麻痺
当初は歩行時にふらつきが強く、片脚での支持が安定せず外出も不安とのことでした。週1回の訪問トレーニングを3ヶ月継続。股関節・足関節の可動域改善と、片脚立ちの安定性を高めるバランス練習、体幹強化エクササイズを併用。結果として、歩行スピードが上がり、階段昇降時の不安も軽減。「外出が億劫でなくなった」との前向きな変化も得られました。
■ ご家族・支援者の方へ
脳性麻痺をお持ちの方のトレーニングでは、無理なく「できる動き」を引き出し、「使えていない筋肉」を活かすことが鍵です。わたしたちは医学的知見と豊富な実践経験を活かしながら、安全で意味のある時間を一緒に築いていきます。まずはお気軽にご相談ください。
