南青山パーソナルジム:グルテンが体に悪いという情報について正しい知識を

こんにちは!

今回は巷で人気のあるグルテンについてお話しします。

グルテンは体に悪い?その情報は正しくないかもしれません。

そもそもグルテンと何かについてお話しします。

グルテンという物質は、「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質の物質が水の中で結びついてできています。

「グルテニン」と「グリアジン」は、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれていて、水を加えて捏ねることで、粘り気や弾力性が増します。

パン、お菓子、ピザ、パスタ、かまぼこ、ソーセージ、お好み焼きなどのモチモチ食感を出したり、カレー、そば、ハンバーグなどのつなぎにも活躍してます。

では、そもそもなぜこんなにもグルテンフリーがもてはやされるのかについてお話しします

グルテンフリーの流行のきっかけとなったのが、ジョコビッチの書籍のせいです。

ジョコビッチ選手は書籍の中で、小麦と乳にアレルギーがあることを書いています。

アレルギーが原因で体調不良になっていたことがわかるのですが、ジョコビッチのその背景がピックアップされてしまいグルテン


小麦アレルギーの人が増えている背景もあり、いつしか「グルテン=体に悪い」になって、広まってしまいました。

グルテンフリーがもてはやされることで、「グルテン=体に悪い」という情報が反乱しています。

  • 血糖値が上がる
  • 中毒性があり小麦に依存する食生活になる
  • 便秘や下痢になる
  • 肌荒れやニキビができる
  • 倦怠感・疲労感を感じる

それって、本当ですか?

まるでグルテンは悪者のような扱いになっています。

日本は長寿の国ですし、今まで生きてきた方々はグルテンフリー という言葉などは聞いたこともなかったと思います。

小麦アレルギーでもセリアック病でもないのに、グルテンを含む食材を摂取すると腹痛・下痢・耳鳴り・めまいなどが生じる疾患です。

まだ明確な診断基準や診断方法が確立されておらず、解明されていないことが多いと言われています。その情報は正しいですか?ネットとメディアの根拠なき情報

ネットもメディアも正しい情報とウソの情報が入り混じっているカオス状態になっています。

特にメディアは視聴率や購読率が利益に直結するので、流行りの情報に飛びつきがちです。

また、不安を煽るのも常套手段。

「〇〇は危ない」なんて情報は、とたんに反応が高まります。

都合のいい情報をつなぎ合わせて、科学的根拠の確認をすることなくダイエット情報や健康情報を流していることも。

特に「食」に関する情報は、身近でもあり関心度が高い情報。

ダイエットや健康に結びつく情報が多いので、みんな飛びつきます。

昔と違い、誰でも情報を入手することができる時代なので、SNSでウソの情報が拡散してしまい、収集がつかなくなることも多くあるように感じます。

食品安全委員会の見解

何が正しくて、何が間違った情報なのか、わからない時代になりました。

では、どうすればいいのか?

思い込みにとらわれない生き方

「グルテンフリーは体にいい」という情報が独り歩きしているように感じます。

確かに、小麦で作った食べ物は、小麦だけではなく油脂や糖分が大量に含まれているものが多いので、バランスよく食事するのは難しいのかもしれません。

でも、「グルテンは体に悪い」というのはちょっと違うと思います。

グルテンフリーのブームに乗って、「グルテンは体に悪い」という情報操作で商品を販売するメーカーや販売店も見かけるようになりました。

構造は、無添加食品と同じ。

「健康にいい」というメッセージは、聞こえがよく商品が売れるからです。

何が正しいと思うかは、人それぞれ。

体に合う、合わないは、人それぞれ。

小麦を食べると調子が悪くなる人もいれば、お米を食べると調子が悪くなる人もいます。

いちばん大切なことは、情報に振り回されることなく、食べてみて体調が良くなったり、気分が上がるものをバランス良く適量食べることに尽きると思います。

以上が、グルテンに関する正しい情報でした!皆様もネットやメディアの情報に囚われずに、ご自身で正しい健康情報を手に入れましょう!!