青山一丁目パーソナルトレーナーが語る関節の構造や機能について

皆様こんにちは!
functionalgymパーソナルトレーナーの佐藤厚志です。
今回は関節の構造や機能についてお話しします。
関節とは、骨と骨をつなぐ役割を果たしています。
種類については隣り合った骨同士がどのような動きをするかにより、関節の種類や形が異なります。
頭蓋骨は骨の隙間が繊維によってつながっており、お互いの骨が動かないようになっています。
これを繊維性連結と言います。
特に頭蓋骨はギザギザの線が互いに噛み合う形で結合しています
このような結合をしているために強度が増し、骨折しにくくなっています。
これは縫合と呼ばれて、頭蓋骨でしか見られない繊維性連結です!!
他には背骨を繋ぐ椎間板は、軟骨性連結と呼ばれる繋がり方です。
最後に最も多いのが、滑膜性連結で、
肩・肘・膝・指などの自由に動かせる関節です。
2つの骨の端はそれぞれ軟骨に覆われ、骨と骨との間に関節腔(滑膜腔)と呼ばれる隙間があります。
そして滑膜腔の内部は、滑液と呼ばれる液体で満たされています。
滑液は潤滑液の役割を果たし、摩擦を減少させて衝撃を吸収しています。
次に関節の動き方について説明します。
皆様が身体を動かす時、骨や関節は「てこの原理」を使っています。
硬い棒(てこ)の1点(力点)にかけられた力が視点を介して作用点に伝わり、作用点にある重いものを動かす仕組みです。骨がてこ、関節が支点として働き、筋肉の力を伝えます。関節はこのようにして少ない力で効率よく身体を動かせる仕組みになっています。
次に関節が外れない理由について説明します。
関節は靭帯で骨と骨をつないでいます。
関節は、自由に動かせる反面外れやすく不安定でもあります。そのため関節の安定性を高めるために、靭帯や腱が関節を支えています。
靭帯は強いコラーゲン繊維の束です。引っ張り強度に強く、骨同士が離れないようにしっかりつなげています。通常は関節包の外側にありますが、動きが激しい股関節や膝関節には、滑膜腔の中にも靭帯があります日。関節を捻って関節面がずれると、脱臼になります。それとは別に関節面がずれずに靭帯が伸びたり損傷したりしている状態を捻挫と言います。ちなみに脱臼は動きの大きな肩関節などでよく起こります。
次に靭帯と間違えやすい腱について紹介します!
腱は筋肉を包む膜が伸びたもので、筋肉と骨をつなぐ役割を果たしています。腱は骨としっかりとつながっていて、筋肉が動くと腱も一緒に動き、同時に骨も動く仕組みになっています。腱の中で最も大きいのがアキレス腱で、ふくらはぎの筋肉をかかとの骨につなげています。
手の指と足の指にある件は腱鞘と呼ばれる組織に包まれています。
腱鞘の内部には滑液が入っていて、腱が前後に動く時の摩擦を減らしています。腱鞘炎は組織液などが溜まって腫れたもので、タイピングなど同じ動きを繰り返すことで起こります。
最後に足の腱と骨のつながりについて説明します。
手のひらや足は、たくさんの骨と筋肉が腱で繋がれ、細かい動きができるようになっています。
足の先へは脚の前と後ろから長い腱が伸び、足首や爪先の関節の曲げ伸ばしができる。最も太いアキレス腱は、かかとの骨とふくらはぎの筋肉をしっかり結びつけています。
以上が関節の構造についての説明になりました!!
ご覧いただきありがとうございました!
他にも、南青山パーソナルトレーナーが語る人体の骨の構造についてという記事もあるので、そちらもご覧ください!!
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