元フィギュアスケート日本代表が見るTOKYO2020オリンピックの感想
わたしは、シンクロナイズドスケーティングというフィギュアスケートの団体競技で日本代表として、2度世界選手権に出場しました。
残念ながらオリンピック種目にはならなかったので、オリンピックの経験はありませんが、日本代表として世界大会に出場した経験から今回のTOKYO2020の感想を述べていきます。
自国開催というのは選手たちにとって、とても大きな力になります。
私が初めて世界選手権に出場した時に衝撃を受けたのは観客の応援でした。シンクロナイズドスケーティングはヨーロッパで盛んなのでヨーロッパで開催されることが多いです。
観客席の方たちはお祭り騒ぎのようで愉快な方々が多く、皆さんがよく知るフィギュアスケートの応援とも異なります。観客席から暖かさとパワーを感じたことを覚えています。
コロナ禍で無観客ではあるものの、自国開催というだけで心強くその力がメダルに繋がるのだと思います。
今、わたしは現役ではないので想像でしかありませんが、もしわたしが選手の立場だったらと考えます。
オリンピックは4年に1度という毎年開催される大会ではないので、調整も難しく年齢にもリミットがあるのでとても特別な大会だとは思います。
でも平和の祭典として行われるオリンピック。各国の状況により、出場の権利はあるが、出場できない選手がたくさんいる中でのオリンピック。
フェアではないように感じてしまいました。
開催が決まり出場する選手は全力を出し挑みます。
出場権利のある選手たちが全員参加でき、たくさんの観客で埋め尽くされた会場でオリンピックが見られる日が早く訪れるといいなと思います。
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