南青山パーソナルジム 脳性麻痺の方のトレーニングは?
皆さんこんにちわ。パーソナルトレーナーの松永です。今回は脳性麻痺の方のトレーニング方法についてお話したいと思います。
脳性麻痺について少しお話をすると、運動機能障害の1つです。様々な症状があるのですが、手足がかたまって動かしづらくなる、手足が過剰に動いてしまう、(筋肉の反射)
またバランスが取りにくくなる場合もあります。
様々な症状を考慮しつつ、どの様なトレーニングをしたらいいのでしょうか?
まずは硬くなってしまっている部位を動かしていく必要があります。人間の脳は非常に賢くて、動かない部位は徐々に動かない様にする作用があります。日常生活で頭より上に手を上がる動作をしなくなると、頭より上に手が上がりづらくなります。これが四十肩の原因になります。
動かさないと、そこの筋肉は使わないと脳が判断し使えなくさせるのです。
これは脳性麻痺の方にも当てはまります。つまり、まずは動かすことが重要になります。
手が開かない方は指を入れて動かしていったり、脚がなかなか動かない方は出来る範囲で動かすようにしていったり、出来る範囲で行います。
次に動かせる部位の強化になります。
右手が動かない場合は左手の種目、左脚が動かない場合は右脚のトレーニングを行うことで動かない場所を強い筋肉でカバーしてくれます。
片足のスクワットや、ダンベルプレスなどです。
また物を掴んで引く動作は日常生活でも使います。車椅子からの移動やトイレ、車の乗り降りなどです。引く形の種目を入れるのも重要になってきます。
ダンベルローイングやチンニングなども入れて頂けると効果的かなと思います。
またパーソナルトレーニングの利点として、補助に入れますので動かない方を抑える、または固定する、などするとスクワットやベンチプレスなどの大きな筋肉のトレーニングも可能になります。
もちろんバランス感覚を養う意味でも、歩行を多くいれたり、トレッドミルで坂道を歩いてみたりする動作も非常に効果があります。
出来る範囲でトレーニングを実施し、その範囲を徐々に大きくしていく。これが重要になってきます。
是非参考にしていただければと思います。
また「腰痛や神経痛は長時間の座り姿勢から!」について書いてありますので良ければ参考にしてみてください