南青山パーソナルトレーナーが語る、タンパク質のアミノ酸スコアについて。

こんにちは!

南青山パーソナルトレーナーの筆野です!

今日は筋肉をつけるために必要なタンパク質、とくにタンパク質が分解されてできるアミノ酸(アミノ酸プール)についての説明をします!!

筋トレをしている人であればタンパク質が大事とどなたでも一度は耳にしたことがあると思います!

まず始めにタンパク質の吸収する過程についてお話しします。

皆様が食事やプロテインなどを飲んで、吸収されたタンパク質は、アミノ酸に分解されて小腸の上皮細胞で吸収され、肝臓へと運ばれます。

肝臓に運ばれたアミノ酸はタンパク質などの材料として利用されるが、肝臓に届けられた全てのアミノ酸がすぐにタンパク質となるわけではありません。

その多くはアミノ酸のまま肝臓から血管を通してまずは体内のアミノ酸プールに送られます。

アミノ酸プールとは何なのかですが、簡単にいうとアミノ酸の貯蔵庫のことです。

人体の新陳代謝に必要なアミノ酸をいつでも使えるように一定量ストックしています。

プールという名前なんですが、チャプチャプあるわけではなくて特定の場所を示しているわけではないです。

体内に存在する遊離アミノ酸(他の物質と結合していないアミノ酸)を示した言葉です。

体内においてアミノ酸プールとなっているのは主に筋肉(骨格筋)と血管です。

筋肉は血液が豊富に通っているので最大の貯蔵庫は骨格筋ということになります!

個人差はあるのですが、筋肉1kgあたり3〜4g程度の遊離アミノ酸が存在すると言われています。

筋肉をはじめとする各組織は常に分解と合成を行っているためアミノ酸プールのアミノ酸がタンパク質として使われれば、余った分のアミノ酸は食事や筋肉の分解などにより補充されます。

次にアミノ酸スコアというものについて詳しく話します!

筋タンパク質合成でアミノ酸プールから必須アミノ酸と非必須アミノ酸が使われると、各アミノ酸は減少します。

減少した分を補充しなければ新たなタンパク質合成はできません。

非必須アミノ酸は体内で合成できるため、摂取する必要があるのは必須アミノ酸ということになるります。

しかし、食事からタンパク質をとっても必須アミノ酸の含有バランスが悪いタンパク質では不十分です!

9種類の必須アミノ酸(バリン、フェニルアラニン、リジン、ロイシン、メチオニン、トリプトファン、イソロイシン、スレオニン、ヒスチジン)をバランス良く摂取して初めてタンパク質の材料となります!

例えば、必須アミノ酸の中のリジンの含有量が不足していると、筋肉の材料となるタンパク質は、最も不足しているアミノ酸のスコアまでしか合成されません!

そのためアミノ酸スコアが100の食品を選ぶことが重要となります。

次回はアミノ酸スコアの高い食品についてお話しするのでそちらの記事もご覧ください!!

ご覧いただきありがとうございました!

他にも、南青山パーソナルトレーナーが語るトレーニングをやめた場合の体の変化についてという記事もあるので是非ご覧ください!!