南青山パーソナルトレーナーが語る関節の柔軟性を増やすストレッチ時間について
皆様こんにちは!
functional南青山パーソナルトレーナーの筆野です!
今回は前回に引き続き『関節』の柔軟性を向上させるストレッチ時間に関して最近のアメリカでの研究結果を参考にお話しします!
その前に『筋肉』と『関節』の柔軟性について違いと柔軟性の考え方について説明します
そもそも、ストレッチのおもな目的は、『関節』や『筋肉』の柔軟性を改善することです。
皆様は学生時代に柔軟性を測定するために長座体前屈の測定を行なったことがあると思います
研究では関節の柔軟性を測定する場合は動かされている人の感覚が大きく影響していることがある
とのことです。
例えば、ストレッチをしている時人によっては強く伸ばしていないにもかかわらず、痛いという人もいれば、結構強くグイグイと伸ばしているのに痛いと感じない人もいます。
これらの違いは、柔軟性というよりも、ストレッチをしている人の我慢強さが一番関係していると言われています。
要するに、『関節』の柔軟性は、『筋肉』の柔軟性とは違いストレッチした人の感覚的な要素も含まれていると考えられます。
それらを踏まえて、今回は『関節』の柔軟性を増やすストレッチの時間や頻度について説明したいと思います!
(筋肉の柔軟性を増やす方法に関しては次回紹介しますね!)
世間一般的には
ストレッチをした後は関節の柔軟性(関節の可動域など)が増えることは皆様ご周知の通りだと思います!
今回はアメリカの最新の研究結果を紹介しつつ、柔軟性を上げるためにどの程度の時間や期間を使ってストレッチを行えばいいのかについて説明します!
①〜③の実験に分けて紹介します
①30歳前後の男女を対象とした研究がありました。
1日あたり15,30,60秒のいずれかのストレッチ時間を週5回、6週間行う人に分けました。
その結果、15秒のストレッチはストレッチを行なっていない時とあまり柔軟性の向上は見られませんでした。
次に
30秒と60秒間のストレッチ時間を比較すると、両者ともに関節可動域の向上が見られたのですが、その変化量についてあまり大きな差はなかったのです。
よって時間効率を考えると、
30秒間(週5回の程度)のストレッチをすることが推奨されるということです。
ここで、さらに疑問が残るのですが、
30秒間ストレッチを一回でし続けるのが良いのか、それとも10秒を3回、もしくは15秒を2回でも同じ効果が得られるのかについて気になると思います。
この疑問に関しての研究もあり
②20歳前後の人を対象に、1日のストレッチ時間を90秒に統一して週6回行うという条件で、
90秒のストレッチングを一回行う場合と30秒のストレッチングを3回行う人に分けました。
すると両者とも柔軟性が向上されました!
今回の結果から、一回で90秒するわけでもなくてトータル90秒の時間をトレッチできれば、1回のストレッチング時間は少なくとも問題がないということがわかってきました!。
最後に1日ではなくて1週間という単位で考えると
③1週間の間でストレッチ時間を360秒以上行うというノルマにした研究について
この研究では、1週間のストレッチ時間を360秒として1日120秒のストレッチを週3回行う人と1日360秒のストレッチを週1回行う人で比較すると、1日360秒ストレッチする人では関節の柔軟性は向上されず、週3回ストレッチを行なった人のみ関節の柔軟性が向上されました!
以上が最近アメリカで行われたストレッチに関する実験でした!
①〜③の実験結果から考えると
1週間のうちストレッチに当てる時間を持つことが重要であるということがわかりますが、それをまとめて一気にしてもいいというわけではなく、一定の頻度でストレッチする必要があるということがわかりました!
継続は力なり!ということですね!
以上が関節の柔軟性を増やすストレッチの時間や頻度について説明しました。
次回は筋肉のストレッチを方法について紹介します!
ご覧いただきありがとうございました!
南青山パーソナルトレーナーが語る運動をするときに行うストレッチについてという記事もあるのでそちらもご覧くださいね!
“南青山パーソナルトレーナーが語る関節の柔軟性を増やすストレッチ時間について”へ1件のコメント
この投稿はコメントできません。