脳梗塞や心臓血管疾患の方における筋トレの効果:南青山パーソナルジム

こんにちは!

今回は成人病の常に上位に君臨する心筋梗塞や脳卒中が筋トレをすることでどのような影響を与えるのか調査した結果について説明します。

1週間に1~2回、計60分までの筋トレを行うと、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクや死亡のリスクが下がる可能性があることが、米国で行われた研究で明らかになりました

具体的に説明しますね!

そもそも、筋トレでも心筋梗塞や脳卒中のリスクは下がのか?ということについてですが

心筋梗塞や脳卒中などの、心臓や血管に関わる病気(心血管疾患)は、先進国における主要な死亡原因になっており、リスクを低減するための有効な対策が求められています。
これまでの研究では、有酸素運動については、心臓や血管に良い影響をもたらすことが分かっていましたが、筋トレについては十分な結果が得られていませんでした。

ですが、最近の研究では

レジスタンス運動の頻度または実施時間に基づく各分類群を対象に、レジスタンス運動の実施が「心血管イベント」、「心血管疾患による死亡」、「総死亡」に及ぼす影響を検討しました。結果に影響を与える可能性のある要因(有酸素運動実施の有無も含む)を考慮して分析したところ、統計学的に意味のあるリスク減少が見られたのは、「週に1~2回程度、計60分未満(1~59分)のレジスタンス運動」でした(表1)。各評価項目で、35~70%のリスク減少が認められました

横軸をレジスタンス運動の頻度、縦軸をリスクの大きさとしてグラフを描くと、どの評価項目についてもU字型のカーブが現れ、週に2回程度レジスタンス運動を行っていた人のリスクが最も低い傾向が見られました。

有酸素運動の有無にかかわらず筋トレは効果的

研究の結果は、ガイドラインが推奨しているレベルの有酸素運動を実施している人々とそうでない人々を分けて検討しましたが、上記の「心血管イベント」と「心血管疾患による死亡」のリスク低下は、有酸素運動の実施の有無にかかわらず認められました。一方で、「総死亡」については、ガイドラインが指示するレベルの有酸素運動と並行してレジスタンス運動を行っている人についてのみ、リスク減少が認められました。

たとえ週1回でも、または、1週間に1時間未満でも、レジスタンス運動を行うことは、心筋梗塞や脳卒中の予防に役立ちそうです。

以上が筋トレによって脳血管疾患や心疾患のリスクについての効果でした。

ご覧いただきありがとうございました。

他にも、南青山パーソナルトレーニング 今日からできる小さな運動についてという記事もあるのでそちらもご覧ください!!