南青山パーソナルトレーナーが語る人体の骨の構造について

こんにちは! 

南青山functionalgymパーソナルトレーナーの筆野です!

前回の南青山パーソナルトレーナーが語る形状と骨の種類についてという記事で骨の種類についてお話ししたので今回は骨の構造や役割についてお話しします。

まずは骨の構造についてお話しします。

骨は固くてがっしりしたイメージがあると思いますが、実は内部は空洞で軽く、柔軟で力学的に折れにくい構造になっています。

骨の組織は、緻密骨と呼ばれるほとんど隙間のない硬い部分と、スポンジのような空間のある海綿質からなります。

表面は骨膜と呼ばれる膜に包まれていて、関節を作る部分は関節軟骨に覆われています。

骨はいくつもの細胞の集まりで、他の器官の細胞と同様に血液から栄養補給を受けています。

骨の中にも静脈や血管が走り、隅々まで血液が届けられています。

以上が骨の構造となっています。

次に

骨の役割についてお話しします!

骨は身体を支えるだけでなく他にも様々な役割を果たしています。

その一つとして【血球を作る】という重要な役割も持っています。それを行っているのが骨髄です。

骨の中心部の髄腔には、骨髄が詰まっています。

その中の赤色骨髄には様々な細胞に変化する多様性幹細胞が含まれており、これが増殖して赤血球屋は血球、血小板などになります。

出来上がった血球は毛細血管から血液の中に入っていきます。

再生不良性貧血や白血球などの血液の治療には、骨髄移植が行われることがあります。

骨髄は人体にすごく重要な役割を持っているのですが、骨髄は一生増えるわけではありません。

残念ながら

骨が血液を作る能力は、年齢と共に低下します。

新生児はほぼ全ての骨髄が赤色で、活発に血液を送っています。

成人になると生産速度が低くなり、赤色骨髄は脂肪組織である黄色骨髄に置き換わってしまいます。

成人の赤色骨髄は、肋骨、胸骨、椎骨、寛骨、大腿骨や上腕骨の骨端部など、一部の骨にしか存在しなくなります。

しかし、怪我などで大量の出血などして体内の血液が足りなくなると、黄色骨髄が赤色骨髄となって血液を作るようになります。

もう一つの役割としては【カルシウムの貯蔵庫】です

人体の中に一番多く存在するミネラルはカルシウムです。

骨組織は、たくさんのカルシウムとリンを蓄えていて、骨の強度を保つのに役立っています。

体全体のカルシウム量(約1kg)のうち、約99%が骨に貯蔵されています。

骨の細胞は柔らかい繊維でできた基質で囲まれていて、そこにカルシウムなどのミネラルが結晶を作って沈着し、硬い組織になります。

   (余談:ではなぜ、人体に多くのカルシウムがあるのか?ですが、

カルシウムは、神経の興奮や筋肉の収縮、ホルモンの分泌、酵素の補助、血液凝固など、生命活動に欠かせない様々な役割を果たしているからです!!)

骨はカルシウムを貯蔵できるということはもちろん供給もできます!!

骨はもともとカルシウムの安定供給のためにできた器官で、必要に応じてカルシウムを放出したり貯蔵したりしています。

カルシウム放出時には破骨細胞が古い骨を吸収します。

また貯蔵するときは、骨の形成が促進されます。

ですがこの調節がうまくいかなくなり、骨の吸収が形成を上回ると、骨のカルシウムが減少し、骨粗しょう症が起こってしまうのです。

以上が骨の構造についての説明でした。

骨といっても人体には生きていくために不可欠な機能がたくさん備わっていることがわりますね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも、南青山パーソナルトレーナーが語る、高齢者がトレーニングを行うことの重要性についてという記事もあるのでそちらもご覧ください!

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